2023年12月21日から24日までの3泊4日で、鹿児島へ行ってきた。
初めての鹿児島旅行。楽しかった。おいしかった。桜島に惚れてしまった。
もっといろんな場所に行きたかったけど、初めてすぎる場所ではまったく計画通りには進まず。何がどうなってそうなったのか、じっくり振り返ってメモしておくことにした。
鹿児島は広い
鹿児島県となるとそれこそ奄美大島も鹿児島県だから、あの桜島座する錦江湾を包み込んで太平洋と東シナ海に挟まれた土地のことを、ひとまず鹿児島と呼ぶことにする。
それにしても鹿児島は広い。
鹿児島県観光サイト「かごしまの旅」によると、鹿児島は、北薩摩、中薩摩、南薩摩、霧島・姶良(あいら)、大隅(おおすみ)、の5つのエリアに分けられるらしい。
今回の旅行で訪れた観光名所のうち、霧島神宮、城山公園展望台、桜島を各エリアに当てはめると、霧島神宮は霧島・姶良エリア、城山公園展望台がある鹿児島市街地や桜島は中薩摩エリア。そして、今回は行けなかったけど有名な開聞岳(かいもんだけ)付近は南薩摩エリアということになる。
そして3泊4日も滞在して行けたのは霧島・姶良エリアと中薩摩エリアだけだった。もっと言うと、霧島・姶良エリアのうち姶良方面も高速道路で通り過ぎただけだった。
鹿児島は広い。
錦江湾沿いドライブ実現できず
鹿児島の広さをつくづく実感したのは鹿児島空港のある霧島市から鹿児島市街地までの距離。
今回は飛行機利用の旅で、鹿児島空港に到着したらまっすぐ霧島神宮へお詣り。その後は適当に昼食をとって錦江湾沿いをドライブしながら鹿児島市街地を目指し、県立図書館で古地図などをコピーさせてもらうつもりだった。
霧島神宮のお詣りと適当な昼食まではよかった。
ところがいざ鹿児島市へとなる頃には、錦江湾沿いをドライブしていたら市街地に着いてもホテルにチェックインしかできない時間になっていた。
結局、初日は霧島市内から高速道路で一気に移動。
ならば最終日にドライブをと思いきやそれもかなわず、最終日も鹿児島市街地から高速道路で空港方面に向かうこととなった。
霧島と鹿児島市はGoogleマップで見れば1時間ちょっとの距離だけど、旅行中の1時間は大きい。
加えてどこに行くにも予定の1.5倍くらい時間がかかってしまって、ここにも行こうあそこにも行こうと計画を詰め込んでいたのに、実際にはその半分もいけなかった。
それにしても移動時間を計算したうえで計画を立てているに、毎回計画通りに進めないのはなんでだろう。あれは旅の七不思議だと思う。
初めての鹿児島旅行4日間の旅程
そういうわけで七不思議を解明すべく、ここで鹿児島旅行3泊4日の旅程を書き出してみる。
旅行から帰ってきてまだ1か月しか経ってないのに記憶があいまいなのはご愛嬌。時間は旅行中の写真を見ながらアバウトに見積もった。まったく見当のつかない時間は“–”でごまかすことにする。
初日:12月21日(木)霧島界隈を少し
- 08:50
- 鹿児島空港着
- 09:30
- レンタカー手続き
- 10:30
- 霧島神宮
- 12:00
- 道の駅「霧島」
- 12:20
- 霧島市:丸尾滝
- 13:00
- 霧島市:スーパー「クリーンマートあべ」弁当購入
- 13:25
- 産直市場「霧島ふもとの駅」車中食(弁当)
- —
- 高速道路
- —
- 鹿児島市:鹿児島県立図書館
- 17:30
- スーパー「イオン 鹿児島鴨池店」
- —
- 「アートホテル鹿児島」チェックイン
- 21:10
- ホテル部屋めし乾杯
2日目:12月22日(金)向田邦子ゆかりの地めぐり
- 09:30
- 鹿児島市:照国神社
- 10:00
- 「かごしま近代文学館」(向田邦子の世界)
- 11:20
- 城山公園展望台
- 12:30
- 昼食「とんかつ竹亭 田上店」
- 14:20
- 鹿児島市:向田邦子ゆかりの地散策
- 16:35
- 車を置きにホテルへ
- 17:50
- 天文館:居酒屋「竹よし」乾杯
3日目:12月23日(土)桜島ドライブ
- 10:45
- 桜島フェリー
- —
- 道の駅「桜島 火の島めぐみ館」
- —
- スーパー「Aコープ 桜島店」
- 12:25
- 昼食「味の里 珍萬」(桜島)
- 13:15
- 桜島:湯之平展望所
- 14:10
- 桜島:昭和溶岩地帯
- 14:20
- 桜島:黒神埋没鳥居
- 14:40
- 桜島:有村溶岩展望所
- 15:20
- 道の駅「たるみず」
- 16:20
- 霧島市:「坂元醸造」付近の壺畑
- —
- 高速道路
- —
- スーパー「タイヨー 下荒田店」
- —
- スーパー「ニシムタ 与次郎店」
- 21:10
- ホテル部屋めし 乾杯
4日目:12月24日(日)お土産買い集め
- 09:40
- チェックアウト
- 10:20
- 天文館:「かごしま特産品市場 かご市」(お土産)
- —
- 天文館:「池畑天文堂 観光物産館」(お土産)
- 11:20
- 天文館:昼食「うなぎ 末よし」
- —
- 天文館:デパート「山形屋」(お土産)
- 13:20
- 鹿児島市:天保山公園
- 13:50
- 「ぢゃんぼ餅 平田屋」テイクアウト
- —
- スーパー「タイヨー 清水店」
- —
- 高速道路
- 15:20
- 霧島市:嘉例川駅駅舎
- —
- 給油
- 16:00
- レンタカー返却
- 17:30
- 鹿児島空港発
なるほど。旅程を書き出していて思い出した。
移動距離は計算していたが、駐車場を探したり道に迷う時間は考えていなかった。それに、旅行をした時期が一年で一番日が短い冬至で、17時20分には日が沈んでしまうことに焦っていた。
だからなんとなく思っていたより時間がかかる気がしたし、思っていたほどいろんな場所へ行けなかったのかもしれない。
心残りは温泉に入らなかったこと
旅程を振り返ってみて、後悔とまで言ってしまうと大袈裟だけど、ひとつ心に引っかかっているのは、温泉に入れなかったこと。
霧島神宮を散策しているときも、鹿児島市内のホテル近くを歩いているときも、なんとはない普通の側溝からフワーっと湯気が立ち昇っているのを見た。
それを見るたび、いいなぁ。温泉入りたい。と思った。
宿泊したホテルには“スパ”という水着着用の温泉プール?があったらしいが、求めているのはそういうんじゃない。
勇気を出して銭湯か、お金を出して高級ホテルの日帰り入浴か、と目論んだものの時間が足りず。あわよくば最終日に霧島温泉で日帰り入浴してやろうかとまで考えたが、とんでもない、そんな時間があるわけもなく…断念。
あぁ温泉に入りたい。
自由に妄想するならば、最終泊を霧島温泉にして、温泉で旅の疲れを癒して旅館のおいしい夕食をいただいて、翌日はピッと鹿児島空港へ移動して乾杯!な旅ができたら最高だろうなと思う。
鹿児島市街地と桜島だけならレンタカーなしでも
ところで、初めての鹿児島旅行で一番驚いたのは、鹿児島市街地の道路が複雑すぎること。
なにせ、車線が多い。加えて、路面電車が走っている道もある。
運転はもっぱら夫の担当だけど、左折後どの車線に入ればいいのかよくわかるもんだなぁと助手席の私は感心しきりだった。
ただ、道路が複雑なだけあって鹿児島市街地の公共交通はとても充実している。
路面電車とバスが各方面に出ていて、おまけに市電、市バス、桜島フェリーが乗り放題になるチケットまである。
→乗り放題チケット「CUTE(キュート)」の詳細【かごしま市観光ナビ】
市街地と桜島辺りを観光するならレンタカーなしで計画するのもありだと思った。
桜島は偉大
さて、ここまで長々と書いたことを一言にまとめるならば、もっと遊びたかった。でしかない。
それだけ鹿児島は魅力に溢れていて、自然が豊かで、都会は便利で、食べ物はおいしく、景色は美しかった。
その中でも一番印象的なのは、桜島の存在感だった。
ふと角を曲がると、ふと振り返ると、桜島が現れる。そして目が合う度に思わず声に出して、美しい。とつぶやいてしまうあの姿。それを見るだけでも鹿児島旅行には価値があると思った。
またゆっくりこよう。
今度はあまり予定を詰め込まず、一日桜島を眺めているだけの日をつくろうかしら。なんて絶対無理で、旅行の予定もないのにあそこに行きたいここに行きたいとすでに計画は膨れ上がっている。
どうすればいいのやら。
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