今年も残すところ2ヶ月なんて…早いねぇ。。。
うちのパソコンの「→」キーが仕事放棄してしまって、押しても引いてもカーソルを右に移動させることができなくなった。
こういうのはたいがい失ってから気づくもんなんだけど、「→」キーってけっこう使用頻度が高いもんなのよ…
一番不便なのは変換作業。
文章を打ち込んでから変換して単語毎に再変換したりできていたのが、今は単語毎にいちいち変換しながら打ち込んでいかないといけない。
まぁなんともめんどくさい!!
ということでパソコンを解体してみることにした。
パソコンをひっくり返して硬いネジと格闘しながら、数年前にドイツへ社員旅行へ行った時のことを思い出した。
このパソコンを買ってまだ半年も経っていなかったころだったと思う。
現地のネット環境が判らなかったので、念のためということで持っていくことにした。
機内に持ち込まないといけないのでパソコンが入るでっかいバッグに入れて、半ば背負うように肩に掛けてえっちらおっちら持ち歩いた。
機内では指示通り前の座席の下にバッグを収めて快適な空の旅が始まった。
はずだった。。。
離陸して何時間か過ぎてふとバッグに目をやると
ボタボタボタッ
バッグの上に水が滴っている。
前の席には70歳近い老夫婦…
ひえぇぇ!!
パニックになってあわててバッグを抱え込み、パソコンを取り出したら汗をかいたみたいにしずくがつたっていた。
老夫婦が飲んでいたお水のペットボトルのフタがゆるんでいたようで、一瞬脳裏をよぎったあの液体ではなかったが、パソコンが水害にあったのは事実。
隣にいた会社の先輩が気遣って、
「起動テストした方がいいよ。壊れていたら弁償してもらわないと…」
とアドバイスをくれた。
起動テストしようとしながらふと目を上げると、老夫婦がキャビンアテンダントに怒られていた。
きついフランス語で
「ノン!!」
と。
それを見て起動テストはしないことにした。
あの場でパソコンが壊れていたとしても私はとてもあの老夫婦に弁償を請求できないと思った。
この先何回夫婦そろって十何時間もかかる空の旅に行けるのかわからないのに、やれあんたが悪いから弁償だ!などと苦い思い出を作ってしまうことができなかった。
それでなくても二人は怖いキャビンアテンダントに怒られているのに…
幸いパソコンは元気に起動して、そのころは「→」キーもバリバリ仕事をしていた。
「→」キーの仕事放棄の原因は、何を隠そうドイツからの帰国後、私がキーボードに豆腐サラダをぶっ掛けてしまったことによる進行性腐食症候群と思われる。
ちなみにそんな考え事をしながら取り組んだ解体作業は、ドライバーが合わなかったのかねじ山を潰してまん丸にしてしまい中止となった。
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